Festival Report フェスティバル レポート 2013

ただのマジックじゃ終わらせない!/デビット ラムゼイ


日本在住3年の日本語ペラペラなデビット。
常に観客を巻き込んで笑いの渦を作ってくれました。

風船やトランプやハンカチを使ったマジックの数々。
デビットの背後にいる観客には、
ネタが見えてしまう覚悟で面白おかしく、
そして堂々と披露してくれました。



左手の中に詰めたハンカチが卵になって出てくるというマジックは
なんと、○○に◎◎して△△に◇◇していた!
・・・わかりませんよね。
これはとっても単純な仕掛けですが、ちゃんと種明かししてくれますよ。
 
いくつかは種明かししてくれますが、本格的なものはしてくれないのです。
ギリギリのところをうまくコントロールしていて、
見事に観客の心をつかんでいますよね。



「お客さんには、楽しんでもらうことが一番大事」

「はじめは簡単に見えても、最後にはドカンと大きいサプライズをしたい」

普通にマジックするだけでは面白くない、というのです。

確かに、
パフォーマンスの半分以上は子供にマジックの相手をお願いしたり、
お父さんにジャグリングのお手伝いを頼んだりと、
みんなと一緒に自分自身も楽しめる、そんなパフォーマンスでした。

シャボン玉は静岡の人は喜ぶからいつもやるんだよ、と笑顔で語ってくれました。




(つ)

2013フェスティバルレポート / 2013アーティスト オン部門
2013/11/03 05:14 PM

みんなで大笑い/to R mansion

私は、トューアールマンションを取材してきました。
開催されたところは葵タワーの前でした。
見渡す限り人ばかりで見るのがとても大変でした。。。


→Photo by Y.Inokuma

まずは、風船の芸から始まりました。
風船を飲むという芸で私は驚きました。
横から見ていましたが、確かに飲んでいました。。。あの風船はどこへ。。。?
それから、首から上のない人が登場し、いきなり普通の人間に変身するなどの
パフォーマンスをしてくれました。

そのあとは、BGMに合わせてストーリーも兼ねたダンスのパフォーマンスがありました。
BGMに合わせたダンスは1日12時間で約1ヶ月半完成するのにかかったそうです。
あのような技は息がピッタリ合わないと出来ない技だと思います!

とにかく、笑いの溢れるパフォーマンスでした!
取材も快く引き受けてくださり、とてもうれしく思いました。
みなさん明るい方で、インタビューもしやすかったです。

(riiiichan)

2013フェスティバルレポート / 2013アーティスト オン部門
2013/11/03 04:46 PM

大道芸ワールドカップin静岡が生んだ新世代アーティスト/望月ゆうさく

今年のこの大会で注目を浴びているアーティストの一人、望月ゆうさく。

ディアボロやジャグリングの技術はもちろん一流。
こまを目で終えないほどのスピード感、タップダンスも観客の拍手に合わせてどんどん早くなる!
そして高さ。こまの高さはもちろん、ジャグリングも高い!

さらにタップダンスや音楽、映像に合わせて演技する。
まるでこまが踊っているかのようにみえる、音楽や映像と技の融合が彼のすごいところだ。
観客の感想も、すごいに加えて綺麗だったという方が多い。
ディアボロのスピード感のある音が聞こえてきて臨場感が伝わってきたり、ディアボロの技の魅せ方がすごい!と、ディアボロを経験したことのある観客からの評価の声も聞けた。

そして観客とのふれ合いや後ろから見ている方への配慮も忘れない。

それもそのはず、彼は10年前はこの大会に観客として来ていたのだから!
もともとはヨーヨーをやっていたのですが、この大道芸ワールドカップを見に来てからアーティストになりたいと思ったそうだ。
だから、地元でパフォーマンスできるこの大会に出るのが目標でもあった。
「この4日間は人生の中の大きな1ページだと思っているんです」とも言ってくれるほど。

さらに、「地元でパフォーマンスができて感謝しています。ありがとうございます」と語る。
静岡でのこの大会にかける思いは誰よりも熱い。

パフォーマンスのこだわりは‘オリジナリティ’!!
大学のときに勉強した映像の勉強をパフォーマンスに生かすなど、学んできたことをパフォーマンスに生かして個性を出している。
「‘このパフォーマンスは望月ゆうさくでしか見られない’というパフォーマンスにしたいです」と語る。
オリジナリティを意識していると言っていた通り、その演技はまさに望月ゆうさくワールド!

きっと見たことのない望月ゆうさくならではのパフォーマンスにあなたも感動すること間違いない。



そして彼は昼間と夜の演技の仕方が変わるのも魅力!
私が取材したのは昼間の演技。音との融合やタップダンスにパントマイムと楽しいプログラム。
夜は映像との融合で幻想的なプログラムになりそう。

ぜひ夜のパフォーマンスも見に行ってみたい!(^^)
みなさんもぜひ昼と夜違ったパフォーマンスを楽しんでくださいね!


(ishimai)

2013フェスティバルレポート / 2013アーティスト オン部門
2013/11/03 04:33 PM

貫禄 / 矢部 亮

大道芸ワールドカップin静岡ではもうおなじみの矢部亮のパフォーマンス。
ダイナミックなディアボロのパフォーマンスに目がいきがちですが、そこは芸暦の長いアーティスト、
ボールやクラブ、デビルスティックなど多彩なアイテムを使いこなします。


今日はたまたま風も少なかったので、ボールを二個スピンさせて5mの高さまで持ち上げ、額でバランスを取るという新技を見ることができました。
また、「少し時間が余ったので」とまだ開発中のさらなる技も見せていただけました。


そして後半は誰もが楽しみにしているディアボロのパフォーマンス。
隣でパフォーマンスをしているデビット・ラムゼイの「矢部より高く投げます」というマイクパフォーマンスに刺激されてか、いくつものディアボロをどんどん高く投げ上げていました。
最後は、これも大道芸ワールドカップin静岡で初披露をしたディアボロ4個のジャグリングでビシッと!フィニッシュしました。

ちなみに、日没後のパフォーマンスではきれいに発光するディアボロを使ってパフォーマンスをするそうなので、まるで花火のような華麗なアクションが見られることでしょう。

<ながぽん>

2013フェスティバルレポート / 2013アーティスト オン部門
2013/11/03 03:15 PM

ラストシーンの感動を/池田洋介

思わず息をのむ、頭脳派パントマイム。

それは声のない、音楽だけの世界。
最初のお辞儀とともに、会場が池田洋介ワールドに包まれた。

動作と音楽の絶妙な一体感。
入念に計算された細かい仕掛けの数々。
誰が見てもわかりやすいパフォーマンス内容。
非常に頭脳派ではあるが、常にユーモアのセンスを忘れない。
小さなお子さんからご年配の方まで、誰もが思わず魅入ってしまう独特の世界観だ。

1つ1つのピースがすべて繋がるラストシーンの感動は、ぜひ生で観て体感してほしい。

何か面白いものはないか、常にアンテナを張っているという池田氏。
まったく関係のない物や、新しい音楽からアイデアを広げるという。

そんな、色々なところから発掘する表現方法は、まるでマジックだ。
軽快な音楽とともに繰り広げられる予想外のパフォーマンスに、観客が思わずため息をこぼす。
そして次の仕掛けはなんだろう?という、わくわく感がたまらない。

「わかりやすいパフォーマンスだからこそ、より多くの人に観ていただけたら嬉しい」

黒衣装に黒ハットが似合う池田氏の、スマートでクリエイティブなショータイム。
その場でしか味わえない感動を、ぜひ大道芸ワールドカップで。

(Akari)

2013フェスティバルレポート / 2013アーティスト オン部門
2013/11/02 07:19 PM

これを見ずには終われない!実力派ブレイクダンスデュオ/しょぎょーむじょーブラザーズ

「大道芸はとてもいい。一年で一番気合を入れるイベント。1週間前はとてもナーバスになるけどね。」


穏やかな笑顔で関西弁の軽快なトークをかます"しょぎょーむじょーブラザーズ"は
大阪出身HIDEと札幌出身Toshi-ROCKの二人組。
結成して1年目から、大道芸のON部門で活躍する実力派。
経歴は華々しいもので、国内外のコンテストで優勝経験多数。
HIDEは数少ない、日本人シルク・ドゥ・ソレイユの登録ダンサーでもある。


開演時間が迫るにつれて人足は増え、開演時には観客は最初の3倍以上にも増えた。
ついに開演間近、とてもお茶目だった彼らの表情はプロのそれへと変わった。

そして、赤と青の鮮やかな衣装で颯爽と登場。
コメディー要素を含みつつ、華麗なステップを踏み観客を沸かせた。
Tシャツを脱ぎ露になった引き締まった体に思わず観客から歓声が。
ファンサービスの精神も旺盛で、パフォーマンス中に決めポーズしてサービスショット満載!
あまりの激しいダンスに、ズボンが破けてしまうハプニングも。
会場の笑いを誘い雰囲気は格段に暖かいものになった。

徐々に高まる会場のボルテージとともに、彼らのダンスもレベルの高いものへとなっていく。
最後のトリとしてドイツの大会で優勝を飾ったパフォーマンスを披露した。
鐘の音で始まった力強くしなやかなダンスに観客も釘付け。
見所満載のブレイクダンスショーは大盛況の末に幕を閉じた。
パフォーマンス終了後には体に汗がにじんでいた。
激しいこのダンスを1日に数回も公演するというのだから驚きだ。

”2年目でまだまだ見ていない人もいるけれど、これからどんどん活躍していく!”と意気込みを語った。


ちなみに...
昨日11月1日はToshi-ROCKの誕生日で、アーティスト仲間に祝ってもらったそうです。
HIDEはけんだま1級を取得していて、インタビュー中に披露してくれました!
私は取材で今年初めて拝見させていただきましたが、
ダンスのクオリティーの高さと、彼らの気さくで明るい魅力的な人柄で一発でファンになりました。

(ひよこまめ)


photo by N.Saito

2013フェスティバルレポート / 2013アーティスト オン部門
2013/11/02 06:27 PM
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