Festival Report フェスティバル レポート 2011

音楽とジャグリングの融合/ダン メネンデス

ダン メネンデスはアメリカ人アーティスト。
ボールを操り、ジャグリングをしながら、床に置いたキーボードで
演奏します。

会場は子供たちを中心に、大勢の人が集まりました。
観客を巻き込んだコミカルなジャグリングショーで、笑いに包まれ、
次々と繰り出される技に、感嘆する声もあがりました。

1979年からパフォーマンスを開始。ジャグリングと音楽を組み合わせるという
アイデアは、昔、ドラムを使ったショーを見て、思いついたそうです。
後押ししてくれる人がいて、やってみよう!と思ったとのこと。

もうひとつの見せ所は、後ろをくり抜き、伸縮する棒を入れたチェロを、
跳ねながら演奏します。チェロは彼のアイデアを元に、友人が製作したものです。
以前、音楽館で3つのチェロでパフォーマンスしたところ、反応がよく、そこから
チェロを使ったパフォーマンスのアイデアが生まれたそうです。

キーボード曲目のレパートリーは30~40あるが、常によいものだけを残すため、
もっと増やす必要があると答えていました。
「日本人観客の反応は、10年前と全く違う。今は、もっと感情を表に出すように
なったように思う」と答えてくれました。

子供はもちろん、大人も楽しめるこのパフォーマンス。あっという間に時間が
過ぎてしまいました。
ダンは2001年のワールドカップチャンピオン。
笑って、しかも技に魅入るショーを、会場でご覧下さい。

(さお)

2011フェスティバルレポート / 20周年特別企画
2011/11/04 04:10 PM
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