Festival Report フェスティバル レポート 2011

大道芸と街づくり/パフォーミングアート国際会議 in 静岡

プレビューショーに先駆けてグランシップ11階会議ホールでは『パフォーミングアート国際会議 in 静岡』が開催されました。
今まで体験した大道芸ワールドカップのイベントの中では異色ともいえるお堅い内容ですが、約三時間があっというまに感じられるほど中身の濃いものでした。
「芸術と都市復興」をテーマに三人のゲストスピーカーがそれぞれの立場からお話をされ、最後はプロデューサー甲賀さん司会の下、対談形式でそれぞれの質問に答える形で行われました。





ケベック州政府から来たアメリアさんは文化政策の立場から、シルク・ドゥ・ソレイユ東京代表のクロードさんは商業の立場から、神戸のNPO法人代表の大谷さんはダンサーと現在のNPO団体代表としての立場からそれぞれアートと人々の関わりについてお話しされました。 
こんな膨大な講義内容ですので、予定時間を大幅にオーバーするアクシデントも・・・ありましたが、一人一人の話が今まで知らなかったものであり、ゲストスピーカーの三人の方々の共通してアートが街と人を活性化させることを考えていたいたことに驚きました。
イベントとしての大道芸ワールドカップだけではなく、そういう視点も見ることが出来、有意義な会議となりました。平日にも関わらず様々な世代の方々が(静岡だけでなく全国から!!)来た方もいるとのことで、大道芸ワールドカップへの感心の高さが伺えます。
(えぬたく)

photo:Kunihiko.U

2011フェスティバルレポート / 20周年特別企画
2011/11/03 10:28 AM
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