Festival Report フェスティバル レポート 2014

古き良き時代/ハイドラゴン

ゆるやかなアコーディオンの生演奏が流れ、まるで古いフランス映画のワンシーンのよう
な、ハイドラゴンのエアリアルのパフォーマンス。
今まで見てきたエアリアルと異なり、ひとつひとつがゆっくりとした演技でとても新鮮、
且つ懐かしさでほっとした気分を与えてくれる癒しの世界…。

年の差のある彼らは、おじいちゃんと息子というほんわかとした雰囲気。
8歳の時に出会い憧れてた人に3年前にコンビを申し込み、1年を準備期間とし、まだ2人で始めて2年という短さ。
演技からは、もっと長い期間続けていたようにしか見えない。


おじいちゃんのチャーミングな歌声と、はらはらするエアリアルが必見です。(この時だけは、大丈夫?とかなりドキドキ心配します。)
インターネットやTVや音楽、人の動きも何もかもどんどんスピード化している今日において、穏やかで優しい古き良き時代を思い出せるよう、ゆっくりと美しいポエムのような癒しを与えたいという彼らの思いが、強く強くパフォーマンスにこめられています。

2人で歌う日本語の詩は、フランス語を知り合いの日本人翻訳家にお願いし、何人もの人に意味が伝わるか?を確認した上、作ったものです。静岡で初披露してくれています。

彼らのすばらしい日本語の歌声を聞いて、疲れた心をそっとそっと休ませてください。
(みゅげ)









photo by UME

2014フェスティバルレポート / 2014アーティスト ワールドカップ部門
2014/11/02 07:35 PM
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