Festival Report フェスティバル レポート 2015

爆笑さくれつ!/to R mansion

あなたはto R mansionというアーティストご存知ですか?2007年に結成された彼ら4人組は日本ではもちろん、海外でも多くの支持を得ているアーティストです!ストーリー性があり、空間を巧みに利用する彼らのパフォーマンスは「茶柱」や「富士山」といった静岡限定ネタも!パフォーマンスが始まると、観客の中から首から上がないスーツを着た方と傘をさした女性が登場します。しばらくするとスーツだった人がかわいらしい女性に早代わり!これには観客のみなさんも「おぉ~!」と歓声をあげていました。赤い1本の紐を使ったパフォーマンスではひとつのストーリーとなっており、数々のしかけに会場は爆笑の渦に包まれていました。
  
この赤い紐を使ったパフォーマンスは「やろう!」と決まってから2ヶ月ほどかけて完成させたのことです。しかし、完成後もお客さんの反響を見て何年も磨いていっているとのことでした!とてもパワフルで迫力のあるパフォーマンスは日々の練習で体を作りあげているとのこと!
  
今まで数多くの場所で公演してきた中で印象的だった場所はどこですか?と聞くと、「昨日の札の辻です、雰囲気がとてもよくワールドの方が多くパフォーマンスしているあそこでやれて良かったです!来年もやりたいです」と語ってくれました。アイデアを出し合って日常の些細なことを面白いパフォーマンスに変える彼らが大切にしていることは「お客さんの笑顔をいつも考えてパフォーマンスすること」だと言います!

お客さんからも愛される彼らは、パフォーマンス後の写真撮影でも数十分の行列が!話を伺った方からもコメントをいただきました。
「何回も見ています。無い物がまるであるかのように見えるのはTVや映画を見ているようです!一度見たらはまります」
(26歳 女性 介護師)


FUN!というメッセージをいただきました

(広報スタッフと)

爆笑の渦に包まれるto R mansioのステージを是非あなたの目でご覧ください!
(朝比奈)

2015フェスティバルレポート / 2015アーティスト オン部門
2015/11/02 06:41 PM

好きなことを大切に/けん玉師 伊藤佑介

何種類もの技を見せつけ、会場を沸かせていた伊藤佑介。
29年間続けてきたけん玉の技には迫力がありました。



3つの玉を使ったり、音楽に合わせてけん玉をやったりとさまざまなパフォーマンスを披露してくれました。



けん玉を通して好きなものを続けることは人生を切り開く道しるべになる、だから、好きなものを続けることが大切とパフォーマンスを通して伝えていきたいと言っていました。
さらに、観客に対して、毎年見に来てくれてありがとうございます。これからも頑張っていきますと感謝と意気込みを言ってくれました。(はる)

2015フェスティバルレポート / 2015アーティスト オン部門
2015/11/02 06:29 PM

心優しい手品師/紙麿呂

間近で見て楽しんでほしいと観客を手前まで寄せた紙麿呂。


物静かで控えめであるが、先日行われたドイツでのストリートマジシャンの世界大会で優勝した経験を持つ紙麿呂の、次々と繰り出されるパフォーマンスに観客はぐっと引き込まれてゆく。

赤い衣装と白いメイクが対照的で印象に残る紙麿呂が作り出す世界は独特だ。

それは一見静かで小さな世界のように見える。


しかし、小さな動きに集中して引き込まれた観客はお釈迦様の手のひらの上で飛び回った孫悟空のように紙麿呂の術中にはまる。

そんな観客を見つめる紙麿呂の表情は穏やかで優しく見えた。

パフォーマンス終了後にお話を伺ったが、雨を感じながらでも楽しんでもらえたらよかったとの言葉が印象的だった。


(うるし、宮本)

2015フェスティバルレポート / 2015アーティスト オン部門
2015/11/02 05:32 PM

笑いのびっくり箱『アハハのおじさん!ジョニー フィリオン』

いきなりのハイテンション!
登場しただけで、観客が笑顔になる。
どうしてって?
それは、おじさんが笑っているから!
「ア ハハー」ただ、それだけ!

「笑顔は、伝染する」と、よく聞くけれど、それを証明するおじさんジョニー!
それもそのはず。おじさんは、子どもの頃から、兄弟たちを笑わせて、笑いのつぼを鍛えてきた。
(因みに、おじさんは、6人兄弟の5番目)。

おじさんの笑いは、何が飛び出すかわからない。
いきなり、観客の頭に水をかけたり、金槌(もちろん、偽物だけど)たたいたり。
でも、お客さんは、楽しそう。なぜか、いじられるのが嬉しくなってしまうのだ。
もちろん、水をかけた時のフォローも忘れない。ティッシュを手渡すのだけれど、
それも、笑いに変えてしまう。






おじさんは、いつも、笑いのネタを考えている。
次から次へと、笑いが飛び出してくる。
息つく暇はない!

家でも、3人のお子さんたちを笑わせているおじさん!
母国のカナダでは、ストリートではなく、劇場で、パフォーマンスをしている。
日本でも、そんな場所があったら、いつでもおじさんに会えるのに!
日本、大好き!御寿司、大好きのアハハのおじさん!
みんなを幸せにしてくれるおじさん!

あなたにも、是非、会わせたい!!
(RAN)


2015フェスティバルレポート / 2015アーティスト オン部門
2015/11/02 05:31 PM

大人の分別と永遠の少年の狭間で サンキュー手塚

冒頭からマシンガントーク。
と共に矢継ぎ早に繰り出される
ブラック&ホワイトな時事ネタが
目の前で炸裂するパフォーマンス。
最初から目が離せない。笑いが止まらない。
それが今年このフェスティバル参加20年を
迎えたサンキュー手塚の演技の魅力だ。

東京オリンピックロゴ



なぜかそれによく似た富士山ロゴ



ザハ(新国立競技場)



滝川クリステル(おもてなし)



五郎丸ポーズ(ラグビー)



エトセトラ・・・

社会の矛盾をばっさりと斬る
時事ギャグが冴え渡る中、
突然正義の味方が現れる。
どこかで見たような5色の
ヒーロー戦隊。



なぜか観客席から現れる
彼らは、サンキュー手塚を中心に
どこか頼りない。
しかし彼らこそがまさにこの世知辛い
腐った社会の救世主なのだ。
(…らしい)

限られた時間の中で毎度よくも
そんなに盛りだくさんの時事ネタを
集め、それぞれにストーリーを
組み立て、風刺のスパイスを
存分に利かせた面白おかしい
パフォーマンスを瞬時のうちに
生み出すものだとただ感服し、
舌を巻くばかり。

おまけに、このパフォーマンスは
明らかにその場で観客の反応を
見極めた上で瞬時のうちに
繰り出しているアドリブだ。
元ネタはあるにせよ、事前に
周到に準備されたトークや
パフォーマンスではないのは
確かだ。

彼は明らかにリアルタイムで
それらの内容をめまぐるしく
アレンジしながら観客が一番
喜ぶ演技を目の前で披露して
くれる。

それだけではない。

彼のパフォーマンスはどこか
少年らしさを感じる。
中高生の「男子」が馬鹿笑い
しながら繰り出すくだらなくも
笑いが止まらぬギャグ。

年を重ねた人から見れば、
青春の一ページを
数十年ぶりに垣間見て
どこか懐かしさを覚える
若さへの憧憬に思えるだろう。

逆に若い人が見ればまさに
リアルで共感を覚える
ような感じがするのではないか?
少なくとも筆者にはそう思える。



時事ネタで繰り広げられる
社会風刺は、まさに分別ある
大人の目線で語られる演技だ。

しかしその反面、ピュアで
無邪気な少年の姿を垣間見せる
パフォーマンスに世俗の垢に
まみれた感じは一切ない。

そんな、大人の分別と、
永遠の少年が同居している
かのようなサンキュー手塚の
そのパフォーマンスは、
一見変わらないように見える。
少なくともそのスタイルは
20年前とほとんど変わらない。

にもかかわらず、いつ観ても
陳腐さなど何一つなく新鮮な
印象を受けるのはなぜだろう?

その理由は筆者にはわからない。
ただ言えるのは、彼の頭の中は
おそらく常人には計り知れず、
その頭脳から繰り広げられる
パフォーマンスはいつだって新鮮で、
いつだって世相に合っていて
常に観客の期待を決して裏切らない
ということだ。

20年はそんな彼にとって
「節目」ではないようだ。
彼にとって時の流れに節目などなく、
淡々と生きていく中で見つけたものを
元に淡々と「表現」し続ける為にある。

今後も彼はめまぐるしく変わる
この社会を怜悧な大人の目で
鋭く見つめ続けながら、
その半面で心は少年のままで
これからも誰もが心から楽しめる
パフォーマンスを私たち観客に
見せ続けてくれるに違いない。



追記:
冒頭写真の東京五輪ロゴネタには
どうやら「観客参加型」の続きが
あるそうです。
サンキュー手塚さんの演技をまだ
ごらんになっていない皆様は
ぜひこれからご覧くださいませ。
(by広報スタッフ)
      
   

(富士山なすび/ 日和)

2015フェスティバルレポート / 2015アーティスト オン部門
2015/11/02 04:56 PM

レトロな笑いとあたたかさをお届け  たそがれボンボン

パフォーマンス開始前から大勢の観客と楽しくコミュニケーションをとるたそがれボンボンの二人。
パフォーマンスが始まると、ドタバタした可愛らしい二人の動きに大人も子どもも大わらい。いたずらっぽく愛嬌のある笑顔の二人に、みんな心が癒される。



彼らがタッグを組んで、まだわずか3ヶ月。そんなことをまるで感じさせない息ピッタリな喜劇は、会場を笑いの渦に巻き込んだ。
大道芸ワールドカップチャンピオンに輝いたこともあるちゅうサンは、
「タッグを組んで3ヶ月、道具作りやネタの構成をし、たった10日ほどの練習量で出場したこの大道芸は、いわば“チャレンジ”。お互いに勉強になることも多い」という。





チャップリンのような、サイレント映画に近づけたいとのこと。
どこか懐かしい、昭和の雰囲気を漂わせるたそがれボンボンの喜劇には、人々の共感を得る笑いとあたたかさがある。



(日和)

2015フェスティバルレポート / 2015アーティスト オン部門
2015/11/02 03:50 PM

鏡を見に来て / ふくろこうじ

赤いほっぺた とぼけた表情 首をかしげて 時々にやり
ちょっときれいめのジャケットとズボンに、お洒落な帽子、杖、鞄
そんな「クラウン」ふくろこうじです。

photo by H.Shinohara

ぎこちない動きをしながらのハット・シガーボックスを使った華麗なジャグリングやパントマイムの妙技は一見の価値有りですが、
彼の一番の魅力は細かい表情の変化でしょう。
ふくろこうじ曰く、ココを見てほしい、というものはないとのこと。
人間の鏡であるクラウンの動きを見て、それぞれの感性で、日頃感じている想いを再確認する、
驚かせてもらうのを待っているのではなく、自分で探しに行く、そんな積極的な鑑賞もこの大道芸ワールカップin静岡で楽しんでみてはいかがでしょうか。

あ、敢えて言えば、鞄、今年新調したそうです。
パフォーマンスに対する真摯な想いが表れるような、手入れの行き届いた道具類にも注目してみてください。

「うそは つかない」

(yyukke)

2015フェスティバルレポート / 2015アーティスト オン部門
2015/11/01 10:34 PM

時空を超えてSHIZUOKAから/望月ゆうさく

世界を舞台に活躍する静岡出身のスーパージャグラー。今回のワールドカップでは歴史をテーマとした新作を披露している。

望月のライフワークであるディアボロ史の研究成果をパフォーマンスにまとめたものだ。明治時代の『見世物研究』技術編(朝倉無声著)を読み解き、室町時代の放下師(大道芸人)による輪鼓(りゅうご)=ディアボロが庶民の間で人気であったという記述に着想を得た。ショーでは『室町時代の人気ナンバー1の技』を披露。



その後、時は現代に移りディアボロをタップダンスと合わせて披露。ビートを刻みスピード感のある技を次々と展開し、ラストでは4つのディアボロが宙を舞う。



ナイトショーでは『見世物研究』からの絵をスクリーンに投影し、光と映像を使った奥行きのあるショーを展開。



「なぜ昔も今も人々はジャグリングに魅了されるのか。」

時代を超えて愛され続けるディアボロの歴史を掘り起こすなかで、望月はジャグリングの本質に迫る。

「人々は同じものに共感する。昔も今も人のこころは変わらない。」



最後に、観客の皆様にメッセージをいただきました。
「いつもあたたかく見守っていただきましてありがとうございます。これからも望月ゆうさくの独自の世界を追求していきます。」

(yuuki)

2015フェスティバルレポート / 2015アーティスト オン部門
2015/11/01 08:39 PM

感動の渦に包まれるステージ!/ロボットのぞみ

昨年度に続き今年二回目の出演となった「ロボットのぞみ」。「心をもったロボット」とし、多くの感動を生んできました。
彼は日本国内にとどまらず、海外でも活躍しているアーティストで、数多くのメディアにも出演しています。
パフォーマンス中の曲は自身が作詞・作曲もしているもので、戦争や家族、命の大切さなどの非日常的なことをテーマにしています。
彼のパフォーマンスは「心をもったロボット」をコンセプトにしており、観客を巻き込んでステージを盛り上げたり
後半は多くの人の心を揺さぶるストーリーになっています。

「のぞみ」のときは観客と一緒になりステージを大いに盛り上げ、
「ロボット」のときは彼が本当に伝えたいメッセージがこめられています。
この切り替えこそが多くのファンを抱える彼の良さなのではないかと思います。

パフォーマンス中彼が言った言葉の中に「色んな所でパフォーマンスをし毎回子供たちに聞くことがあります。
世の中にはたくさんの悲しいニュース、楽しいニュースがあるけどどっちが多いと思う?すると90パーセントの子が
悲しいニュースが多いと答えるんです。
でもそれはとても悲しいことだと思います、パフォーマンスで世界を変えたい、大切な人を思ってこのステージを見てもらいたいです」
と話していました。
また、インタビューの中で「パフォーマンスってエンターテイメントで楽しいものが多いけど、僕は家族や環境、命の大切さを
伝えて少し振り返って人に対してやさしくしようと思ってもらえるように伝えていきたい」と話していました。

彼にはファンも多く、「昨年も見ました」「毎回見ています」と話してくれる方も多くいました。

「自分が落ち込んでいるとき胸に染み込みます。明日からも頑張ろうとパワーをもらえます」
(女性 会社員)
「すばらしいパフォーマンスだ、来年も来てほしい!」
(50歳 男性)
「とにかく最初のパフォーマンスを見て感動しました。パフォーマンスで人の心を動かせるってすごいと思います。
のぞみさんのパフォーマンスを見て、自分も人の心を動かせる人になりたいと思うようになりました!」
(16歳 女性 高校生)


パフォーマンス終了後も寒い中、ファン一人一人と熱心に写真撮影に応じていたところにも彼の優しくて温かい心が表れていました。ブルーハーツの歌詞がすきだと言い、自分が心動かされたものをどうやったら人に伝わるかを考えてパフォーマンスしていますと話す彼の
感動の渦に包まれたステージをぜひ一度、あなたの目でご覧ください!


↑メッセージをいただきました!

(朝比奈・池端・うるし)

2015フェスティバルレポート / 2015アーティスト オン部門
2015/11/01 06:34 PM

世界が認めるジャグリングを体感せよ/天平

デビルスティックという棒を使ったパフォーマンスが真骨頂の天平。
その他、ディアボロやフープを使って観客を魅了してくれます。
ノリのよい曲に合わせて繰り出されるジャグリングは、普段は屋内で行うことがほとんどとの事。
大道芸のステージは風の影響もあり、緊張感が高まります。
様々な技を繰り出し、ディアボロやフープを体の一部のように華麗に操る姿は一見の価値有り!
最後に天平の真骨頂であるデビルスティックを使ったパフォーマンス。仕事を忘れ、思わず見入ってしまいました。
技は自分で考えるものもあり、失敗が偶然に技に繋がることもあるそうです。
写真やサインを求める観客も多く、あなたも天平のパフォーマンスの虜になるかも!
そんな彼は数々の賞を受賞し、シルク・ド・ソレイユからもスカウトを受けています。2014年には株式会社ジャグラーズビジョンを
設立。天平のパフォーマンスと共に是非一度チェックしてみてください。 (あっきー)
photo by Toshi.Endo

2015フェスティバルレポート / 2015アーティスト オン部門
2015/11/01 06:11 PM
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