Festival Report フェスティバル レポート 2017

観客と結婚!!?/ミスター・マスタッシュ


観客から一人の女性を誘い出し、一緒にワインを飲んだり、バラをプレゼントしたりし始める。
その光景は、まるで映画のワンシーンを観ているよう。
多くの日本女性は、そのような扱いに慣れておらず戸惑ってしまうものの、
それでも一度は憧れてしまうようなロマンチック(かつコミカルな)パフォーマンスだ。
たとえそれがステージ上の虚構の世界と分かっていたとしても。
日本の観客の印象を、「ヨーロッパとは凄く違って、基本的にシャイだね。」と彼自身も感じているが、
それでもその女性のみならず、ステージ全体が彼の世界に引き込まれてゆく。



「前はジャグリングをやっていて、テクニックを披露していたんだけど、観客とのつながり、一体感を得たいと思って、
今のスタイルのパフォーマンスに変えたんだ。”愛”をテーマにパフォーマンスをすることにしたんだ。
普遍的なテーマで、どこの国でも通用するからね。」ミスター・マスタッシュは、世界中の観客と愛でつながっている。



「日本に来るのは初めてで、来る前にイメージしていたのと全然違う。思っていた以上に物事の段取りがちゃんとしている。
次にまた日本でパフォーマンスをする機会があったら、きっと今回の経験を踏まえてパフォーマンスの構成を少し変えるだろうね。」
新しく日本向けにチューニングした彼のパフォーマンスを見られる日が今から楽しみだ。(おはつ,わほーい)

2017フェスティバルレポート / アーティスト オン部門
2017/11/03 06:29 PM
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