会場レポート

スタッフが飛び回り取材し、会場よりその様子をお届けします。

 力強く、美しい人間ブランコを披露したのはホセフィーナ カストロとダニエル オルティス。2人はアルゼンチンからやって来て、日本へ来たのは初めてだそうだ。文化の違いに驚いたり日本人の親切さに感動したりと、日本を満喫しているようだった。



 2人が出会ったのは2010年。サーカス会社で出会い、共に練習するようになったそう。今までにヨーロッパや南アフリカなど様々な場所でパフォーマンスを繰り広げてきたそうだ。

 ステージが始まる前から、ダニエルは着替え姿を観客に披露したりTHE BOOMの島唄を突然歌い出すなど、笑いを誘い、観客を魅きつけた。しかしステージが始まると、喧騒に包まれていた観衆に緊張感が走った。愛の喪失と再生の物語を想像させる10分間のパフォーマンスが幕を開けた。

 ダニエルの腕を空中ブランコのようにして空中を舞うホセフィーナ。しなやかさや美しさをも兼ね備えた迫力のあるパフォーマンスに観客は圧倒される。二人の手がふわっと離れる瞬間には誰もが息を飲んだ。並大抵の信頼では成し遂げることの出来ない技に2人の絆を窺える。



 およそ8年もの歳月をかけて完成されるパフォーマンスの練習では怪我をしないよう肩や膝などのストレッチは怠らない。練習の中では衝突や意見の食い違いが頻繁にあるようだが、それを乗り越えた上での、人間ブランコを成功させたいという思いが素晴らしい演出を創り上げている。

 危険を孕んだ技を成功させられるのは2人の愛故他ならない。繋がる愛を感じられるそのパフォーマンスを是非、間近で感じてほしい。

(山男)

2017会場レポート::アーティスト ワールドカップ部門 / trackback (x)
2017/11/03 04:38 PM written by : スタッフ

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