Festival Report フェスティバル レポート 2017

みんなで笑おう!/ファニーボーンズ

大道芸ワールドカップin静岡おなじみのけーぼーとクリス、前回3年前のジャパンカップチャンピオンが今年も静岡にやってきました!
国境を越え幼児から80代までもれなく楽しめる普遍的アミューズメント、
体のキレや表情の動きも普遍(不変)なのか?と思ってしまう、
月日が経ち年を重ねても変わらない、少年の心とパフォーマンスの勢いに感激です。

ジャグリングあり、手品あり、コメディあり、ですが、印象的なのは顔の表情。
あの表情を真似すれば、疲れた心が元気になり、美顔効果もあるかもしれません。
ファニーボーンズを見て、たくさん笑って若返りたいですね。

明日4日は清水でのパフォーマンスになります。
海王丸も寄航中の清水港、海風に吹かれながらみんなで楽しい時間を過ごしましょう!

(yyukke)

今後の予定

11月4日(土)

40 エスパルスドリームプラザ 12:00 14:00 16:00

11月5日(日)

9  富士見芝生広場 14:00 16:00 18:00

2017フェスティバルレポート / アーティスト オン部門
2017/11/03 09:47 PM

観客と結婚!!?/ミスター・マスタッシュ


観客から一人の女性を誘い出し、一緒にワインを飲んだり、バラをプレゼントしたりし始める。
その光景は、まるで映画のワンシーンを観ているよう。
多くの日本女性は、そのような扱いに慣れておらず戸惑ってしまうものの、
それでも一度は憧れてしまうようなロマンチック(かつコミカルな)パフォーマンスだ。
たとえそれがステージ上の虚構の世界と分かっていたとしても。
日本の観客の印象を、「ヨーロッパとは凄く違って、基本的にシャイだね。」と彼自身も感じているが、
それでもその女性のみならず、ステージ全体が彼の世界に引き込まれてゆく。



「前はジャグリングをやっていて、テクニックを披露していたんだけど、観客とのつながり、一体感を得たいと思って、
今のスタイルのパフォーマンスに変えたんだ。”愛”をテーマにパフォーマンスをすることにしたんだ。
普遍的なテーマで、どこの国でも通用するからね。」ミスター・マスタッシュは、世界中の観客と愛でつながっている。



「日本に来るのは初めてで、来る前にイメージしていたのと全然違う。思っていた以上に物事の段取りがちゃんとしている。
次にまた日本でパフォーマンスをする機会があったら、きっと今回の経験を踏まえてパフォーマンスの構成を少し変えるだろうね。」
新しく日本向けにチューニングした彼のパフォーマンスを見られる日が今から楽しみだ。(おはつ,わほーい)

2017フェスティバルレポート / アーティスト オン部門
2017/11/03 06:29 PM

キュートなモンスターと不思議な世界へ

独特の世界観を持ちながら素敵な人形劇を披露させてくれたアニータ。
真っ黒なドレスで現れてきたアニータはとても小柄で笑顔がキュートだ。
しかし、パフォーマンスが始った途端その素顔を隠し、キュートなモンスターが現れてきた。

 少しの小道具と自分の体でカワイイモンスターを構成させているのだ。
そして、そのモンスターたちはアニータによって生き生きとした動きを魅せてくれて
自分の手を見ずに何かを動かすことは、とても技がいることだ。だがアニータのモンスターたちは、なめらかな動きをしていて
、夢中にさせてくれた。手使いがとても器用で、私も含め観客は驚きの連続だった。

 パフォーマンス後、気さくにインタビューさせていただいだ。
 魅力的なモンスターたちのキャラクターは、どこから発想したかとても疑問だったので質問してみた。
身近なもので表現したいと言う、例えば私たちは髪の毛がある、胃があるといった、生きているようで生きてない身体を使って
、その全てのキャラクターは、自身の人生を表現しながら魅せてくれているのだ。アニータはスイス人だが非言語的な領域だと
感じた。
 
 最後に、なんとアニータは日本が初めてだったのだ。日本はLOVELYと言ってくれた。
これから大道芸を含め、5日間の日本観光をするということだ。日本を十分楽しんで、また大道芸で私たちをアニータワールド
の素晴らしい世界に連れてってほしい。
                                       ゆうこ

2017フェスティバルレポート / アーティスト オン部門
2017/11/03 06:13 PM

壁で繰り広げられる世界/インセンソ

インセンソはフランスから来た男女2人組です。
ワイヤーで体をつるして壁を舞台に演技をします。



演技が始まる前、既に大勢の人が今か今かと待ちながらにぎわっていました。
音楽がかかり始め、演技が始まると辺りは不思議な雰囲気に包まれます。

ゆったりと落ち着いた雰囲気の音楽が演技と結びつき、観客を魅了します。
ついつい彼らの世界に引き込まれてしまいます。

1人はタンゴダンス、もう1人はクライミングをしていた経験を混ぜ合わせ、他のアーティストには真似できないパフォーマンスを見せてくれます。
2人は2005年にワークショップで出会い、それから一緒に活動をし始め、様々な場所で活躍をしてきました。

今回の舞台、静岡はとても暖かく天気も快晴でとてもやりやすいですと言っていました。
パフォーマンスをするときに、雨が降っていて壁がガラスや鉄でできていると足が滑ってやりずらい、ですが、今回はもともと小学校として利用されていた施設だったので、全く滑らずにいい演技ができたそうです。

また、見に来てくれたお客さんも温かい拍手で迎えてくれてとてもやりやすかっと言っていました。
毎回パフォーマンスをする壁が異なるため、パフォーマンスごとに異なる楽しみがあるそうです。

いつもどのような気持ちで練習しているのかと聞くと、「strong desire(強い欲望)を持っている。」と答えて下さいました。
常に上を目指して努力している2人は、パフォーマンスには、「Yes,we can!(私たちは出来る!)」という気持ちで望んでいるそうです。

パフォーマンス中は幻想的な雰囲気の2人だが、話を伺うと気さくで楽しく話をしてくださいました。
観客の方々のサインや写真にも丁寧に対応してくださる素敵なアーティストでした。

高いところでのパフォーマンスなので多くの方が楽しめると思います。
幻想的な世界に連れて行ってくれる2人のパフォーマンスを、ぜひご覧ください!

(Ryon)

2017フェスティバルレポート / アーティスト オン部門
2017/11/03 06:09 PM

加納ワールドにようこそ!


始まる前から会場は観客で一杯。そんな中で登場したのは、青いジャージが鮮やかな、明らかに異様な空気を身にまとった女性、加納真実である。

曲に合わせて、ミステリアスな顔で観客を凝視しながらステージを歩き回ったり、独特で繊細な演技をしたりと、今までに見たこともないような個性的な芸が連続で繰り広げられていく。観客は目の前で何が起こっているのかよく理解もできないまま、「加納ワールド」の中にすっかり引きずり込まれてしまう。

加納さんのパントマイム歴は30年で、始めたきっかけは大学時代の偶然の出会いだったそうだ。大道芸を始めたのは15年前で、この大道芸ワールドカップin静岡には10回ほど出場しており、長年にわたって静岡の人々に愛されてきた。

加納真実の魅力は、なんといってもその豊かな表情にあるだろう。表情を作る時に心がけていることを聞くと、「何も隠さないこと、何も考えないことを意識している。」と答えた。ありのままの人間の姿が垣間見えるような生々しい演技だからこそ、これほど多くの観客の心を掴んで、決して離さないのだろうか。

加納真実の独特な世界観は、言葉では到底語り尽くせない。とにかく一度、この感覚を生で味わってほしい!

(まおまお)

2017フェスティバルレポート / アーティスト オン部門
2017/11/03 06:00 PM

静岡随一のやんちゃ者が大暴走!? /サンキュー手塚・ダメじゃん小出

大道芸ワールドカップは駿府城公園を中心に行われていますが、市街地でも各地にスポットが用意されています。
そのひとつ、駿府城公園から最も離れているのが清水エスパルスドリームプラザです。
遠いこともあり、スタッフが少ない中で、静岡随一のやんちゃ者が大暴走!?
メインエリアから離れているにもかかわらず、非常に多くのお客さんがこの二人を待っていました。

謎のスタッフのエスコートで最初に出てきたのはサンキュー手塚さん!
「ロボットフェア」など、わかりやすい!そして、笑える!パントマイムで場を盛り上げます。
←動いてないのになんとなくロボットのパントマイムだとわかるのがすごい!


そして次の出てきたダメじゃん小出さんは軽快なパフォーマンスにちょくちょく混ざるブラックな政治ネタでお客さんを放しません。
←なかなか実際に見てもらわないとなかなか面白さが伝わらないんですが……
パフォーマンスが終わればサイン写真に長蛇の列で、両名二人と一緒に写真を撮りたいという方もたくさんいらっしゃいます。
ダメじゃん小出さん「あのお客さんは九割がた手塚のお客さんだからね!」
サンキュー手塚さん「僕はライトな芸で、小出にいさんはヘビーな芸だから……」
と、さすがのコンビネーションでお話いただけたなかで特に印象に残ったのが、
サンキュー手塚さん「静岡は本当ホーム感が強いというか、それだけ芸に対する視線の厳しさみたいなのもあるんですけど……」
ダメじゃん小出さん「二世代に渡って応援してくださるファンの方も多くて、静岡のファンの方に結婚式の司会をご依頼いただいたことも何回かあります」
25年間の大道芸ワールドカップを誰よりも長く見てきた二人は、ある意味静岡の大道芸文化を育ててきた二人なのかもしれません。
←マジでお蔵入りになるかもしれないやつらしいです。
時にはお客さんに「あの人プロなの?全然芸をしてない……」と言われてしまうけど(昨日言われてたそうです)、それだけの期間続けてきた彼らの芸がつまらないはずはありません。
二人のパフォーマンスは場所や客席によって毎回変わるそうなので、リピートもおすすめです。

ちなみにダメじゃん小出さんはライブ活動も精力的に行っています。
年明けの2月3日には葵区七間町で「葵のご紋に握りっ屁」が行われるそうです。気になった方はダメじゃん小出公式サイトをご覧ください。
http://koideiinoda.jp/

(ながぽん)

2017フェスティバルレポート / アーティスト オン部門
2017/11/03 05:49 PM

マジカル ダンサブル 構造的パントマイム/池田洋介



 パントマイムというジャンルだが、音楽やダンス、マジックのような手法も混じりオリジナルの存在感が感じられた。
言葉を文字として使い、その意味をスタート時とパフォーマンスが終わる時には、その内容・イメージが変化させてしまう
不思議な世界観を醸し出していた。緻密な構成の中に笑いや、驚きをちりばめて、見るものを離さない確かな技術がある。
たとえば、帽子を使ったジャグリングや、ダンスなど、どれをとっても練り上げられた技を感じてしまう。
 大道芸のきっかけはマジックだったそうだ。最初はトランプやコインなどの室内型のものから、ステージへ、
そして、オープンでのジャグリング、最後はダンスやパントマイムへと移行したそうだ。現在も通常のパントマイムの枠を
超えたシンプルだが人の心に届くパフォーマンスを目指しているとのことだった。

 池田さんのパフォーマンスはとても緻密なので、何度も見て細部や構成を楽しめる精度の高いものだ。
やはり、最初から最後まで通してみることで、池田さんの思い・パフォーマンスが理解できると思う。

 池田さんは滋賀県生まれで京都に住んで20年になるそうだ。京都大学を卒業し、数学の本も出されているという俊才である。
現在は予備校の講師の傍ら、海外で活躍している。今年の大道芸WCの後も、すぐにシンガポールの劇場で1時間に渡るパフォーマンスを
行う予定だ。そんな池田さんが、静岡の皆さんは、本当にしっかりと見てくれるので、とても感謝していると言っていた。
明日も個人的に見たいと思っている。皆さんも是非、池田洋介ワールドを楽しんでいただきたい。
                                             フミさん

2017フェスティバルレポート / アーティスト オン部門
2017/11/03 05:36 PM

BMXの魔術師 / BMX Performer YUYA

YUYAは、去年初めて18歳でフリンジ部門に出場し、今年はオン部門でBMXを使ったアクロバティックな演技をするアーティストです。

今日は、BMXを自由自在に操り、静岡限定のものから全国優勝した時に披露した難易度の高い技まで披露し、観客を驚かせてくれました。
中でも、世界で数人しか挑戦していないBMXのハンドルの上に立つ大技が一番印象的でした。







場の空気を盛り上げることの出来るパフォーマンスと人柄を兼ね備えた彼だからこそ、よりいっそう、私たちを楽しませてくれるのだと思います。

人を飛び越える技があったのですが、「その技をするときに緊張しますか」と質問したところ、
意外にも「緊張していない。」とあっさり答えたので、さすが優勝経験が豊富なだけあると思いました。



「BMXのすばらしさをより多くの方に伝えたくて、このパフォーマンスをおこなっています。」とYUYAはおっしゃっていました。
より迫力を感じてもらうために、前方で見ることをおすすめします。
ぜひ世界の技を、この機会にご覧あれ。


(kamome/大道芸太郎/ちるちる)

2017フェスティバルレポート / アーティスト オン部門
2017/11/03 05:31 PM

ジャグリングで紡ぐ壮大な歴史絵巻/望月ゆうさく

今年も望月ゆうさくが帰ってきた。今回のステージでは歴史をテーマとした新作を披露する。



最初は古代日本のシャーマニズムをほうふつとさせる白い衣装で登場。軽快なタップダンスとともに繰り出される目にも留まらぬ速さのジャグリングで観客の心をつかむ。



複数回行う衣装替えで時代の変遷を表現しながら繰り広げられる超絶技巧のジャグリングは圧巻。その技術と表現力の高さはさすが世界トップレベル。期待を裏切らない。



構想3年、製作6ヶ月。原始時代から現代まで時代をさかのぼるこの作品では、日本の文化や宗教をバックとした壮大な歴史絵巻が展開される。
また時代の変化を感じさせる衣装の早着替えも見どころの一つである。

しかし彼の演技は実際に見て、聴いて、場の雰囲気を感じながら堪能しないとつまらない。これ以上の説明は蛇足になるのでここでおしまいにしよう。

静岡市が生んだ稀有なアーティスト・望月ゆうさく。大道芸ワールドカップin静岡は、ここで生まれ育った彼にとって特別なステージであるはずだ。

そんな彼の凱旋公演といえる珠玉のステージを、ぜひご自分の目でしかとごらんあれ。

Written by 富士山なすび


今後の予定

11月4日(土)

13 静岡市民文化会館 11:30 14:00 16:30

11月5日(日)

24 静岡市役所 11:00 13:00 15:00



2017フェスティバルレポート / アーティスト オン部門
2017/11/03 04:18 PM

「0」そのままの私/KANA∞

「ただいま!」って言うと
「おかえり!」と返事をする観客にとびっきりの笑顔で答える。
そんな言葉が似合うのは、
静岡でずっと彼女を見守り続ける人が多いからなのだろう。





写真やサインを求める人たちは、男性よりも意外に女性が多い。
飾らない素直な言葉と、
一人ひとりへの対応の丁寧なところや彼女の演技の細部に
ほのかな色っぽさを感じる女性ファンが多いのではないかと思う。

コスチュームも曲に合わせて変わるが、
全部自分で作るかリメイクしているそうだ。
ハットでのジャグリングはキャバレーのイメージ、
シンプルなレオタード姿、お花のドレスと
ファッションショーと思えるほど素敵な衣装にもほれぼれする。

大道芸人になりたいと思ったのは小学生の時。

中学卒業の時に大道芸の道に進もうと思っていたときに
父親からこんなのがあるよ!と渡されたチラシが、
大道芸ワールドカップだった。


昨年、スイスのフェスティバルのコンテストで優勝したのが
ちょうど15周年。

節目、節目に彼女にはチャンスが巡って来る。
運も彼女に味方しているようだ。

そして、新しい試みとして、
あえてフラフープやハットなど道具を使わないで
1分間ほど踊るシーンに挑戦している。

道具もなく自分だけ。
そのままの自分、
「0」の私を見せたい。

それを見てもらえると嬉しい…と。




静岡は特別な場所と言ってくれるKAMA∞。

いつでもみんなが「おかえり!」て迎えるよ。

2017フェスティバルレポート / アーティスト オン部門
2017/11/03 04:04 PM
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