Festival Report フェスティバル レポート 2016

兄弟の絆!人間大車輪!/アナスタジーニブラザーズ

2010年度ワールドカップチャンピオンであるアナスタジーニブラザーズが今年よりパワーアップして帰ってきた。彼らのパフォーマンスは兄ジュリアーノの足の上で弟ファビオが大回転をするというものだ。2010年にチャンピオンになったときには、兄ジュリアーノは20歳、弟ファビオは13歳だった。そんな彼らが6年の月日を経てまた静岡に帰ってきた。

世界中で活躍する彼らはとても忙しく家に滞在できるのはわずかな時間だと言う。なので、チャンピオンになった翌年彼らは大道芸でパフォーマンスをすることができなかった。そんな彼らのパフォーマンスが今年また観れるとあって、彼らのパフォーマンス中には大勢の観客が彼らを囲っていた。観客は彼らのパフォーマンスに魅了されていく共に、ハラハラしながら観ている。


彼らのパフォーマンスの指導をしているのは彼らの父である。彼らの父もまた同じパフォーマンスをしていたからだ。

”パフォーマンスで一番難しいところは、兄の足の上で宙返りをした後に着地をすること”と弟は答えた。兄弟で息がぴったり合っていなければできないパフォーマンスだ。そんな彼らのパフォーマンスからは”兄弟の絆”が感じられる。

彼らのパフォーマンスに魅了されている観客はもちろん多いが、彼らのルックスに魅了されている観客も多くいる。観た人全員を虜にする彼らのパフォーマンスを是非ご覧あれ!


(なつみ)

2016フェスティバルレポート / アーティスト ワールドカップ部門
2016/11/03 06:00 PM

コミカルな世界に引き込むスペイン出身のクラウン!/エル・グラン・ディミトリ

今年の大道芸ワールドカップではクラウン達のスペシャルプログラムが組まれている。その中の一人であるスペイン出身のエル・グラン・ディミトリは外のクラウンとは一風変わったパフォーマンスで観客達を楽しませている。

彼は人を笑わせることを何よりも大切にしている。人を笑わせることは、クラウンとしてではなく人として一番大切なことだと彼は言う。幼い頃から人を笑わせることが好きな彼は、若いころに舞台でクラウンをやったことをきっかけに自分にはこれしかない!と思いクラウンになった。


パフォーマンスの最中は彼の作るコミカルな世界に観客を引き込んでいく。彼のパフォーマンスの特徴でもあるグダグダだが一生懸命な姿が観客を笑顔にする秘訣である。
 
彼の独特な世界に引き込むパフォーマンスを是非ご覧あれ!


(なつみ)

2016フェスティバルレポート / アーティスト スペシャルプログラム
2016/11/03 05:52 PM

あなたもこの目撃者になる? / ラルブル ア ヴァッシュ

ラルブル ア ヴァッシュはフランスのボルドーから来た男女の二人組です。

2人の演技は新ジャンルに入るもので、見に来られた方は、フランスの街角に現れた老夫婦の一騒動を目撃することになります。
パフォーマンスは1時間と長め。
途中からでも楽しめますが、最初から通して見ると、何があったかわかってより楽しめると思います。

25周年の特別企画で招かれたラルブル ア ヴァッシュ。
彼らは日本に来るのも初めてだそうなので、初めて見る方も多いと思います。


(photo by P.Rangga)

演技の見所は、くるくる変わる表情にコミカルな動き。
登場する道具や軽快な音楽も相まって、次は何が起こるのかと目が釘付けです。
時にはお客さんも巻き込んでのパフォーマンスも。
次々に起こる出来事に会場はどっと沸いたり、どうなるかと静かになったり。
見ていてドキドキします。
インタビューでも、日本のお客さんは集中してしっかり見てくれていると言っていました。

彼らは普段、劇場などの屋内でやることはあまりなく、街角の出来事を意識しているので路上で行っているそうです。
パフォーマンスはつくるのに毎日ではないですが、9ヶ月ほどかけて考えたと話していました。


老夫婦にいったい何が起こったか。気になる方はぜひ見てみてください。
静岡の街角がフランスの街角になったような気分を味わえるかもしれません。
特に最後は驚きの急展開を迎えるので注目です!


このパフォーマンスを見るのは、
正面からが見えやすくておすすめだそうです。
前で座って見る人は、シートなど敷くものがあるといいかもしれません。

2016フェスティバルレポート
2016/11/03 05:49 PM

大空に舞う、しなやかな翼を持つ男。 エアリアル ラジャ

赤いリボンに絡まった蝶のように、彼が飛び立つと、
一瞬みんなの目が釘付けになる。
それが、ラジャのパフォーマンスをはじめて見た印象でした。



とても美しく優雅なエアリアルなのに、彼が話し始めると、
とても気さくな人柄に驚かされます。
日本に来て初めてのワールドカップだと、うれしそうに話してくれました。





タイのバンコク出身のラジャさん、意外にもエアリアルを始めたきっかけは、12年前にビジネススクールで知ったのだそう。やってみたらとても楽しくて、それからエアリアルの魅力に惹かれたそう。

今までにカナダ、ドイツ、韓国やトルコでパフォーマンスをしたことがあるけれど、日本、特に静岡は魅力的で、もっと知りたいと思うよ、と言ってくれました。

また、クレーンを使った空中でのパフォーマンスで怖くない?と聞くと、
寧ろ地上の方が怖い。観客の暖かい視線があるのでこのように大勢の観客がいると勇気付けられ、いいパフォーマンスができるよ、と頼もしい回答もしてくれました。

最後には、『この大道芸を盛り上げてくれる観客をはじめスポンサー、プロデューサーに心から感謝しています。心に花が咲くようにうれしい気分です。』とお話してくれました。

話の途中で、『あ、富士山!』と叫んでいたのが。とてもチャーミングでした。

by Marine, Yuri and Atsumi

2016フェスティバルレポート / アーティスト ワールドカップ部門
2016/11/03 05:42 PM

道化師/イェンタウンフールズ(BIRI&BUTCHY)

イェンタウンフールズは日本代表ともいえる和製クラウンのコンビです。

さすがと言えるほど人をのせるのがうまく、大きな拍手でパフォーマンスがスタートします。
ショーの前半は小道具を使った古典的なクラウンの芸。
鞄を使ったパントマイムや二人で行うジャグリングなど誰もが楽しめるものでした。
後半はストーリーのあるパフォーマンス。
2人がロボットになるものでは最後に少し感動を覚えました。

パフォーマンス中ころころ変わる2人の表情の豊かさに、観客の子供たちは釘付けで
その子供達と2人との絡みにも注目したいところです。

今年、大道芸参加が9回目になる彼らですが、コンビを組んでもう14年にもなるようです。
最初は舞台作品を作ることが目的で、メンバーも3人居たそうです。
BUTCHYはBIRIを最高のクラウンだと言い、コンビを組めたことに対して自分はラッキーだと言っていました。

ステージを出るまで彼らのパフォーマンスは終わりません。
最後の最後まで目が離せない2人のパフォーマンスをぜひ、ご覧ください。

(コロ助)

2016フェスティバルレポート / 25周年特別企画
2016/11/03 05:39 PM

考えずに感じてみて / ウィラー ニコロディ

本邦初公開、おじさんとネズミくんの愉快なトークショーです。
プレビューショー大トリでグランシップの海を沸かせ、衝撃的な日本デビューを果たした1人と1匹は、初日も朝から子どもたちの笑い声に囲まれて、大人気でした。

photo by A.Usami

おじさんの名前はウィラー、スペイン生まれのスイス人。聴衆を楽しませることを追求して、アクロバットから話術に転向して20年。
気の合う相棒ネズミはアメリカ産のメキシコボーイ、ホセリート(Joselito, Jの発音に注意)。
6年前に面白い顔のネズミがいるーとウィラーがホセリートに一目惚れしたことで結成されたペアです。
絶妙な間の日本語混じりの腹話術に、日本語学習歴1ヶ月だなんて、誰が信じられましょうか。
ドイツ語イタリア語スペイン語の飛び交う家庭で育ったマルチリンガルのウィラーにとって、新しい言語への挑戦はさほど苦にならないようです。
しかしこのトークの真髄は、会話の内容ではなく、雰囲気でしょう。理解する必要は無いとウィラーも言ってます。
マルチリンガルだからこそ生み出せる、言葉の壁を越えた面白さ、ぜひ体感してください!
運が良ければ、あなたもウィラーの腹話術人形になれるかも?!

「初めての日本、初めての静岡、緑がいっぱいで長閑でとても良い雰囲気。みんな時間を守って秩序があって、教育が行き届いている!ヨーロッパも見習った方がいいなぁ。」
とのメッセージをいただきました。大道芸ワールドカップin静岡、明日以降もみなさん気持ちよく楽しんでくださいね。

(yyukke)

2016フェスティバルレポート / アーティスト ワールドカップ部門
2016/11/03 05:36 PM

ドリームチーム/アンジェラ・ヒッチ ルーシー・ブラウラード リズ・スモール

今年は世界から3人のフェイスペイントアーティストがやってきた!
カナダ出身のルーシーとアンジェラそしてイギリス出身のリズだ。
ルーシーは2009年にフェイスペイントで、2010年にはボディペイントで世界チャンピオンに輝いたフェイスペイント歴30年の実力者で、今回が15回目の出場。
彼女は元々演劇のメイクをしていたが、ヨーロッパの旅行中に金欠になったとき、たまたま友達が持っていたクレヨンでフェイスペイントをしてお金を稼いだというユニークなきっかけで始めた。

ルーシー・ブラウラード

リズはフェイスペイント歴16年で9回目の出場。
ルーシーに誘われ彼女と共に何度も参加してくれている日本では他の国でやるときとは違い、明るい色を多く使い蝶をよく書くという。
着物に合わせてフェイスペイントをするのが1番楽しいと語ってくれた。
アンジェラは今回初出場のアーティスト。
フェイスペイント歴は7年で、子供用の演劇のメイクを探しているうちにフェイスペイントに出会い、この道に進んだ。
アンジェラもルーシーに誘われて、皆とペイントを共有して楽しみたいとの思いを胸に静岡にやってきた。
ホラー系のペイントや男らしいペイントを得意とする。

アンジェラのフェイスペイントを楽しむ中村莉子ちゃん、華菜ちゃん、華野ちゃんの姉妹。

3人とも現在はカナダを拠点としていて、アンジェラいわく、“私たちはドリームチームよ!”
3人ともおすすめはおまかせ。あなたに合ったペイントを施してくれる。
彼女たちは毎日入れ替わりで決まった場所でパフォーマンスを行っている。
初日の今日も朝から行列ができるほど人気だった。
彼女たちのインスピレーションであなたも彼女たちの作品になってみてはいかがだろうか?(MII)

2016フェスティバルレポート / アーティスト オン部門
2016/11/03 05:23 PM

English man in Shizuoka /MAT RICARDO

Ladies and Genteleman. Here we would like to introduce the gentleman juggler Mat Ricardo from London.



He comes to Shizuoka with his amazing trick that Shizuoka hasn't seen before. It is called a reverse tablecloth trick.
Many of you might see simple tablecloth putting off trick but, Mat is able to put a tablecloth back on a table underneath all the object.
This trick doesn't have any secreat. Only 10 years practicies can make this trick comes true.
He is the only man who can do this in the world.


Simple tablecloth pulling off


A tablecloth putting back on

He visited Japan several times and he also taught his tablecloth putting off trick to a Japanese famous actor Sakai Masaaki.
You can't miss his great performance and his elegant movement. He is the coolest man in Shizuoka this season.

Message from Ricardo



Thank you for inviting me! I love Shizuoka!

Mat Ricardo

Written by Yuki

2016 Festival Report in English / Artist
2016/11/03 05:19 PM

The Dream Team: Lucy Brouillard, Angela Hitch and Liz Small

This year, 3 face painters have come from around the world to Daidogei! They are Canadians Lucy and Angela as well as the British Liz.

Pioneer of Daidogei face painting and 30 year veteran and, winner of the world 2009 face painting and 2010 body painting champion, Lucy is back for her 15th year! 18 and broke during a trip through Europe, a friend's crayons and a local festival provided her with the first of her many face painting sessions.

Lucy Brouillard

As for Liz, she has been doing face painting for 16 years. Invited to the event by her friend Lucy, they have now appeared together 9 times. According to her, she uses a very different, brighter, color palette and many butterflies when she works in Japan than in any other country. Her favorite thing however, is when she can create an image to match kimono.

And finally, in her Daidogei debut, is Angela. A face painter for 7 years, she found herself drawn to face painting when searching for makeup that works well on children in her theater work. Also invited to the event by Lucy, she is extremely excited and finds herself very lucky to be here in Shizuoka. Her specialty, is scary things or "boyish" images.

Sisters Riko, Kana and Kano enjoying Angela's work

She says "We call ourselves the dream team," when speaking of the three of them who now reside in Canada.

As for your own design, just leave it to them and enjoy your orginal face painting!

These talented women can be found in the same location every day this weekend. Even on the first day, their work is already popular! Why don't you go check them out and become the inspiration for these women's next work of art? <MII>

2016 Festival Report in English / Artist
2016/11/03 05:19 PM

夕焼けに踊る赤と黒/イズマ


イズマは日本出身のアーティストで、「和風手品師」として活動している。
手品と聞けば洋風なパフォーマンスをイメージするかもしれないが彼女は違う。
和のテイストを中心として幻想的な世界観を表現するのだ。



「和風」というように彼女の使う衣装・小道具・BGMもすべてが和のテイストである。
艶やかな赤い着物に身を包み、静かな音楽に合わせながらの演技はあなたを幻想的な世界へ招待する。
しかし演技の後半から一変、激しい音楽へと変わり、装いも新たに黒の着物へと衣装が変わる。
「和」というテイストが中心でありながらも様々な印象をその演技から受ける。




彼女が手品師の道を選んだきっかけは大学時代に所属していた手品サークルだという。
そこで身に着けた技術や経験を元に、彼女は自分オリジナルの「和の世界観」を創り出す。


一目彼女の演技を観たら、あなたもその世界観の虜になるだろう。
ぜひ、ご覧あれ!!

2016フェスティバルレポート / アーティスト オン部門
2016/11/03 05:13 PM
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