Festival Report フェスティバル レポート 2016

笑いすぎに要注意!/ニーニョ・コストリニ

アルゼンチン出身のニーニョ・コストリニは、大道芸ワールドカップに多くのファンを持つ人気者。彼のパフォーマンスを見れば、その人気の意味がすぐにわかるはず!ショーが始まってすぐ、彼のワールドに引き込まれ、気がつくと終わっている、そんな息もつかせぬパフォーマンスには、彼の個性が豊かにあふれている。彼の魅力は、観客を信じられないほどの勢いで、自分の世界に連れていってしまうこと。ステージに招かれる観客も、一人ではない。そのステージでの一般客を観ていると、「本当に打ち合わせしていない!?」と突っ込みたくなるくらい、ニーニョと息がぴったり。ニーニョファンの観客と、一人一人の個性を引き出すニーニョの力が、このすばらしいステージを生み出している。
 今回、ニーニョの奥様もアーティストとして出演されているのは、ご存知ですか!?ミーナ・クラウンこそが、彼の奥様!夫婦で協力し合っている舞台裏は見ていてとてもほほえましかった。今回久しぶりの来日となったのは、子育てに専念されていたというお話も。現在8歳と、3歳半の2人の娘さんのことを尋ねると、とても幸せそうに答えてくれた表情が印象的だった。彼のパフォーマンスを観たことがある方なら、彼が使う光GENJIの曲を聞いたことがあるだろう。どこでその曲を知ったのかと質問したら、「愛の曲」を使いたくて、日本人の友人に聞いたところ、教えてくれたのがこの曲だったそう。以来、大道芸ワールドカップ初回のパフォーマンスから欠かさずこの曲を使っている。
 日本人は、相手を敬う心があり、ショーを観ている時、誰も騒ぐことなく、とても礼儀正しく観てくれていて、そんな日本人の心が素晴らしいと語ってくれたニーニョ。大爆笑なしには観られない彼のショーは飽きることはない。何度でもご覧ください!ただし、笑いすぎには要注意!!(NARU)

2016フェスティバルレポート / 25周年特別企画
2016/11/04 04:45 PM

道化師/イェンタウンフールズ(BIRI&BUTCHY)

イェンタウンフールズは日本代表ともいえる和製クラウンのコンビです。

さすがと言えるほど人をのせるのがうまく、大きな拍手でパフォーマンスがスタートします。
ショーの前半は小道具を使った古典的なクラウンの芸。
鞄を使ったパントマイムや二人で行うジャグリングなど誰もが楽しめるものでした。
後半はストーリーのあるパフォーマンス。
2人がロボットになるものでは最後に少し感動を覚えました。

パフォーマンス中ころころ変わる2人の表情の豊かさに、観客の子供たちは釘付けで
その子供達と2人との絡みにも注目したいところです。

今年、大道芸参加が9回目になる彼らですが、コンビを組んでもう14年にもなるようです。
最初は舞台作品を作ることが目的で、メンバーも3人居たそうです。
BUTCHYはBIRIを最高のクラウンだと言い、コンビを組めたことに対して自分はラッキーだと言っていました。

ステージを出るまで彼らのパフォーマンスは終わりません。
最後の最後まで目が離せない2人のパフォーマンスをぜひ、ご覧ください。

(コロ助)

2016フェスティバルレポート / 25周年特別企画
2016/11/03 05:39 PM