Festival Report フェスティバル レポート 2015

無知への恐怖/ZOOMWOOZ



スクリーンに映し出される廃れきった架空の街。
高層ビル群、誰もいない商店街や工場。

 
  Photo by K. Umeno


どこからともなく現れる様々な形をした
無数のエイリアンたち。

 
  Photo by Yukari Iwazaki


襲うわけでもなく、ただこっちを見つめて
何かを訴えかけてくる彼ら。



何を私たちに伝えたいんだろう?




資本主義への違和感

支配者からの圧力

戦争反対

自由

貧困問題

増産され安売りされていくものたち

原発問題、増税


 
  Photo by Yukari Iwazaki



友達、親戚、恋人、家族

自分の大切な人たちだけど

彼らの本当の姿を自分は知っているのだろうか?

そもそも自分ってどんな人間なんだろう?



世の中、自分の周りには
自分の知らない様々なモノで溢れているのだ。


あなたは今身の回りにあるモノから目を逸らし、
知らないふりをしたり忘れたりしていないだろうか?



“今目の前にあるモノから目を逸らさず、考えろ”



そんなことをエイリアンたちは私たちに伝えたかったのかもしれない。



捉え方は百人百色。

是非自分のその目で見て、自分自身を今一度見つめなおしてほしい。



作者のカレラ(絵)とアンドリュー(シナリオ)はこのパフォーマンスを通して
このようなことを訴え続けている。


 
  Photo by Yukari Iwazaki


圧倒的な世界観と五感を刺激するこのmovie
実は、自作のミニチュア模型をカメラで
映しながら創るライブ映像なのだ。

 
  Photo by K. Umeno



目の前で作り上げられていく臨場感たっぷりの
パフォーマンスをその目に焼き付けてほしい。  (Yukka)

2015フェスティバルレポート / 2015アーティスト スペシャルプログラム
2015/11/01 05:36 PM
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