Festival Report フェスティバル レポート 2014

雨の日を彩る鮮やかなメイク/カンパニー プラフ!

あいにくの雨の中、ひときわ目を引くパフォーマンス。
指名されたオーディエンスが座ったいすの周りには、見ているだけでも心躍るような色とりどりのメイク用具がぎっしり。
瞬く間に、髪が、唇が鮮やかに彩られていく。


富士市在住という女性は、「化粧をしてもらっている間もとても楽しかった。これから電車で帰ります」と笑う。
ママの変身に、一緒に来ていた子どももびっくり。


駿河区から家族と一緒に来た少年は、自分の変身ぶりに呆然としていた。
しかし、大人になって思い返した時に、きっとわくわくするような思い出になっているはずだ。



カンパニー プラフ!のみなさんに、どうしてこのパフォーマンスをしているのですか?とお聞きしたところ、
「人々の外見を変えて色をつけたいの。この大会を明るくしたいし、鮮やかな色を残して帰りたいわ」と答えてくれた。
メイクに使う鳥や蝶、虹など色鮮やかな飾りは、自然からインスピレーションを受け、すべて自分たちで手作りしているとのこと。
眺めているだけで、こちらまでわくわくしてくる。
自身も頭に鳥の飾りを着けていて、
「スペイン語で、恋をするというのを頭に鳥が飛んでいる、と表現することもあるの。
私たちもみなさんに恋をした時のようなときめきを感じてほしくて、このパフォーマンスをしているわ」
と教えてくれた。

最近おもしろいことがない…という方は、ぜひ彼女たちのパフォーマンスをご覧あれ。
きっと、ありふれた日常さえも素敵に鮮やかに色づいていくはずだ。

(いと)

2014フェスティバルレポート / 2014アーティスト ウォーキングストリート部門
2014/11/01 02:48 PM
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