スタッフが飛び回り取材し、会場よりその様子をお届けします。
クラウンの頭から帽子が転がる。
拾おうとして、また転がる。 転がった帽子はひとりの子どもの足元へ。 子どもはクラウンに手を引かれ、観客の前へ連れて行かれる。 言葉を使わず観客を巻き込んでいくサクノキ。 彼のパフォーマンスに関わった子どもたちはいつの間にか役者になっている。 突然人前に立たされて戸惑う子ども。 自信満々に愛嬌を振りまく子ども。 アベコベなことをしてしまう子ども。 彼のパフォーマンス中には想定外な出来事が起こる。 でも、それさえもパフォーマンスの一部として取り入れ、2度とは起こらない瞬間となる。 大きなキューブを使ったパフォーマンスも、サクノキの動きや音楽に合わせてくるくると回転し、見ていて心地がいい。 会場はあたたかな空気に包まれていた。 (るぽん) ![]() |
「地元静岡出身の子はいねが~?
静岡の大道芸ワールドカップを見て アーティストになった子はいねが~?」 (注:子=アーティスト) と、さまよい求めて辿り着いたのが 伊勢丹の北側。 そこで目に飛び込んだアーティストに 地元の「におい」を感じた。 実は筆者はその手の嗅覚が異様によく、 この嗅覚による勘を外したことが ほとんどない。 …間違いない。彼は真の静岡人だ。 でなければ出自が静岡だ。 そう思って近づいた。 …当たった… 彼の名は「わっしょいゆ~たくん」。 どこか外国の衣装で現れた。 大道芸ワールドカップに足を運び、 アーティストの芸にあこがれて 小3でジャグリングを始めて いまやプロの大道芸人。ジャグラー。 …絵で描いたような静岡出身大道芸人。 ![]() 他にも何人かそういう人を知っているが、 ここにもいたよ。 おとなしそうに見えて実はおだっくい (静岡弁でお調子者)な静岡人らしく、 彼の演技は最初は控えめにちまちまと サイコロ芸から始まった。 芸を続けながら繰り広げるトークは 軽妙で楽しい。もちろん芸の手も まったく抜かぬままである。 ![]() やがて得意のジャグリングが目の前で バラエティ豊かに繰り広げられ、 観客は彼のトーク&芸にずずっと 引き込まれていく。 小さなお友達も大きなお友達も 「わっしょいわっしょい」と手を叩き、 ゆ~たくんワールドにはまっていく その様子がファインダー越しからすら はっきりと見える。 盛り上がりが最高潮に達した頃… 出た!秘儀・大一輪車ジャグリング。 ![]() トークも最高潮。観客の盛り上がりも もちろんMAX。 そして最後はメキシコ仕込みの、 人間離れしたジャグリング技で〆! ![]() いやあー楽しかったよ。 ビル風ビュービューで寒かったのに 観た後は心が、体がぽかぽかする。 後味のさわやかさも半端ない。 ちなみに、観客の皆さんにも 感想を尋ねたのだが、みな一様に 上記と同じ感想だったので省略。 この大会には2度目の出場。 しかし彼ならすぐにオン部門に 上がってくるだろう。 目指せワールドチャンプ! がんばれ静岡の星。 若い彼の目指す道の先には これから苦難もあろう。 しかしきっと彼の未来は明るい。 富士山なすび |
他とは違ったジャグリングを見たくはありませんか?
「家でできる大道芸!」という掛け声とともにメジャーを上に伸ばしていく。 それだけ。でも2m32cmも伸ばすことはあなたできますか? 日常の道具を使ったジャグリング普段目にしている道具でこんなことができるんだ! なんでも芸に変えてしまう男、米屋遊。 ![]() 「そんな地味な!」って思ったあなた! ご心配なくグランドフィナーレはなんとファイアーダンス! スリリングでワイルドなジャグリングが見れますよ! 米屋遊は沼津在住、静岡のアーティストさんを応援してくださいね。 ![]() (YUKI) |
驚異のジャグリングを披露した男がいる。
ボールな数をどんどんと、増やしていきその数なんと7個! そしてそれをほぼ完璧にやりこなした。お客様からは、割れんばかりの拍手が送られ盛り上りは最高潮に達した! 続いてシガーボックスを披露。 本当に動かしてるの?と思ってしまうほどのスピードでボックスを操った。 そして最後にクラブを使ったジャグリング! まずは、観客を巻き込んだパフォーマンスを披露。 お客様もその場での指名にもかかわらず上手にパスをし、パフォーマンスを支えた。 とても高いところまで投げたり、しゃがんだ状態であったりとさまざまなジャグリングを見せつけた。 アーティストいわく、とても盛り上がりをみせた。 果たして7個のボールのジャグリングは果たして成功するのか? 残りのステージの中での成功を期待したい。 ![]() ![]() (yoshi) |
静かな雨音の中、どこからか音楽が聞こえてきた。
バグパイプを抱えた青年が奏でるメロディーは時に優しく、時に楽しく、観客に寄り添う。 ミュージシャンであると同時にジャグラーでもあるKoji Koji Moheji。 彼が静岡のために用意した演目はディアボロとバグパイプ。 まったく違うジャンルのこの2演目を1回のパフォーマンス中に行うのは彼だけなのではないだろうか。 負けず嫌いな性格故にディアボロで日本一になった彼。 ディアボロに限らず、さまざまな道具の「技」を習得するのが好きなのだという。 そんな彼が語るところによれば、性格は意外にも人見知り。 初対面の相手に自己紹介をする際、顔を見て話すのが苦手で会話が滞ることもあった。 そんな時にディアボロの技を披露してみせたところ盛り上がり、その場をつなぐ事ができた。 一芸があれば人見知りな自分でも会話の糸口をつかめる。 自身の人見知りな性格がディアボロ上達の促進剤になった。 趣味はジャグリングでも、彼が卒業したのは音楽系の大学。 現代版にアレンジされたバグパイプの曲がラジオから流れてきた時、衝撃を受けた。 数あるバグパイプの中でも彼が演奏するのはスペインの「ガイタ」。 今までに6回スペインに渡り、尊敬する師の下で学んだ。 ガイタについて語り始めたらとても長くなりますよ、と微笑む彼からは自身の音楽への愛が感じられた。 そんなKoji Koji Mohejiがパフォーマンスで目指したいと語るのは「ジャグリングと音楽の融合」。 彼の音色には独特の魅力があり、通行人が次々と足を止める。 優しい曲ではゆるやかに体を揺らしながら、リズミカルな曲では手をたたきながら。 彼の音楽を聞く観客は心地よさそうに彼の音楽に浸っていた。 大道芸を見ているお客さんが全員ノッている姿を見てみたい、ヘッドバンキングくらいさせてみたい、と語るKoji Koji Moheji。 彼の音楽と共に手拍子をし、足でリズムを刻む観客が多くいた様子から察すると、彼の夢はそう遠くないうちに実現するのかもしれない。 (未奈) |
みなさんは大道芸というとジャグリングやパントマイムを思い浮かべるのではないだろうか。
そんな中で意外にもけん玉を使ってパフォーマンスをするけん玉師 しげきひろしがいる。 小学校5年生の時の先生の影響がきっかけでけん玉をはじめた彼、 小学校の卒業文集の夢はプロけん玉師と書くほどけん玉にのめり込みます。 そんな職業あるのかわからないのに。。。でもなければ作ればいい! というわけで今では立派にけん玉で生計を立てるプロけん玉師です。 先生の影響って偉大ですね。 ![]() けん玉を使ってのジャグリング、ひもがないけん玉をあたかもひもがあるように扱うテクニック。 けん玉って奥が深いんだな~と考えさせられます。 彼の最大の見せ場は6個のけんだま! 成功するかはご自分の目で確認してください。 ![]() そして、成功したら大きな拍手を! でも、成功してもすぐ帰らずその後の自己紹介まで聞いてくださいね。 自己紹介を聞いてもらえずにお客さんが帰ってしまうとけっこう傷つくそうですよ。 ![]() (YUKI) |
ザーキーという動物は、一頭しか存在しない絶滅危惧種。
子供のころから動物が大好きで、動物番組や虫取りが好きだった。 ![]() 元は声優や俳優であったが、途中からバルーンアートと融合したショーをつくり始めていた。 裸で雨に打たれながらも子供たちに動物の豆知識を伝え、次々に動物のバルーンを作り出してくれる。 バルーンをもらった子供たちもみんな「面白い」と話していた。 ![]() そんなザーキーの好きな動物はしょうがらこ。 ほとんどの人は聞き覚えのない動物だと思う。 身体は小さいけれど、数メートルほどもジャンプできるサルだと話していた。 ザーキーの動物の話を聞き、多くの人が笑いながら大切なメッセージを受け取り、ザーキー保護サポート基金に募金していた。 ![]() (haru.s)(るぽん) |